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2018/12/31 10:31
少し前になりますが、
この10月(2018年10月)の仕入れの際、自分用にLevi's 501 66前期モデルのデッドストックを購入しました。
デニムパンツを好きになってから、「いつかヴィンテージのデッドストックをイチから育てたい!」という夢を叶えるために。
今回は、デッドストックを下ろすという人生にそうそうない一大行事を、自分の記念としてもこのブログに残したいと思います。
ファーストウォッシュ前の 66前期デッドストック。
トップボタン裏刻印「6」
この子を洗いにかけていきます。
今回使用した洗剤はBONCOURAの「BONCOURA JABJAB」。
選んだ理由としては僕自身BONCOURAの服、そしてデザイナーの森島さんが好きだからです。
温度は60度に設定。
浴槽にお湯を張り、洗剤を入れます。
お湯をかき混ぜ、デニムパンツを投入!
この瞬間なんだかとても緊張しました。
しっかりとお湯に漬け込みました。
30分このまま放置して、
戻ってきました。
なんとなく、水に黒み?が出ているのが分かります。
取り出します。
70年代の製造なので、40〜50年ほどの埃や汚れが取れました。
なかなかの黒さ。。
ちなみにですが、デッドストック状態のデニムパンツには最初から糊が付いています。
何故その糊を落として、また糊づけをするのか?と疑問に想う人がいるかもしれません。
そもそもですが、糊付けされているデニムパンツはヒゲやアタリが出やすいです。
その為に糊付けを行うのですが、じゃーなぜ元々の糊を洗いで落とすのか?
生のデニムパンツは洗いをかけると縮みます。
仮に、ファーストウォッシュを行わずに履きこみを開始し、ヒゲ、アタリが付いてきた。
そんな時、「ちょっと汚れも目立つし洗おうかな。」と思い洗ったとします。
洗うと縮みます。
縮んでしまうと、ヒゲ、アタリの位置も変わってしまうという事になります。
なんか勿体無いですよね。
じゃー、デッドストックのまま一度も洗いをかけず履きこめばいいのでは?という疑問も出てきます。
ヒゲ、アタリは物凄く良いものになります。
僕も雑誌で見ました。
ただ、このご時世匂いも気になりますし、洗わないと生地が傷んでしまい破れやすくなってしまい
パンツの寿命が短くなってしまいます。
なので、ファーストウォッシュを行った後、再度糊付けをする作業が行われるようになりました。
余談が長くなりました。
では、洗いをかけたパンツを脱水機へ。
すすぎ、脱水を終えサッパリとした66前期。
早速紙パッチが破れてました。
結構ショック。
浴槽蓋の上にパンツを置き、糊付けします。
裏表、アタリを出したい箇所を特に念入りに糊付け。
ミミもしっかり拡げるのを忘れずに。
そして干します。
一日干し、夜にとりこみました。
よく見るやつです。
糊付けされたデニムパンツが立っています。
これでファーストウォッシュ、糊付け作業が終わりました。
あとは履きこむのみ!
また経過報告をこのブログでしていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。