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2019/09/01 12:36



1870年代に原型が出来上がった、世界初のジーンズ。

名もなきダック地のズボンだったが、1890年代、リーバイスのウエストオーバーオールに初めて「501」の品番が採用される。

数字だけだが、これが正式名称であり、リーバイスの商標登録となっています。

そもそも「501」というのは、1890年頃につけられた生産上の商品整理番号、いわゆるロットナンバーになります。リーバイスはこの「501」というロットナンバーの形のジーンズを現在も作り続けています。

「501」の形。一言でいうと「5ポケットパンツ」。バックに2つ、フロントに2つのポケット、そしてフロント右ポケットの中には1つのウォッチポケット。この5ポケットの形がジーンズの基本形となります。

 この形は現在も変わらず、ジーンズばかりではなく、一般のファブリック(生地)を使ったパンツにも数多く見られるポピュラーな形になっています。つまり、このリーバイス501というジーンズがあらゆるパンツの原型であり、501が「キング・オブ・ジーンズ」といわれる所以となります。

一般にリーバイス501は不変だと言われていますが、細かくチェックしていくと年代とともにどんどん変化していて、各年代で名品ヴィンテージ を生み落とします。

ロットナンバーが付いてから現在までおよそ100年以上の年月が経っていて、その間に、ベルトループが付いていないもの、逆にサスペンダーボタン、シンチバック(尾錠)、股リベットがあるものなど、今の501と比べると驚いてしまうディテールも多いです。

「ヴィンテージ 」は年代的な価値のほかにディテールが現在のものと違っている事に価値があります。年代によってのディテールの微妙な違いにこだわり、それぞれの時代背景が反映され生まれたヴィンテージ ジーンズの価値をワクワクしながら検証する。これが501の人気に拍車をかけていると思います。




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