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2020/07/05 13:00

今回、希少な商品が入荷しましたのでディティールチェックさせてもらいます。

それはというと・・・まぁ題名からもバレてますが、



通称 66BIG-E とも呼ばれる、BIG-Eから66前期へ移行する時期の501になります。

まずは一番わかりやすい
【タブ】



両面タブ (V左右非対称)






続いてパッチ

【紙パッチ】
注目すべきは、ロットナンバー 501 の上に
「CARE INSTRUCTIONS INSIDE GARMENT」の印字がない点です。
BIG-Eから66前期への移行期には、印字のあるものとないものとが混在していたようです。
66前期ならば内タグに収縮率8%の記載があるのですが、内タグがなく






スレーキ印字になります。
数字の並びで少し文字が小さくなっている
236
内タグでも同じ法則ですが、
通常→  月 年 製造工場 になりますので、
これを当てはめると
1973年 2月 6番工場製造 となります。



【トップボタン】


足長Rではなく、「通常R」刻印。




【バータック(カンヌキ)】


ちょっと分かりづらいんですが紺色のバータックと判断しました。
ちなみにこれ以前だと「隠しリベット」になり、これ以降だとバータックの色が黒色、通称「黒カン」になります。



【セルビッチ】

もちろん赤耳。
裾はチェーンステッチ。





【トップボタン裏】

「6」刻印
テキサス州エルパソ工場




【バックポケット】


ポケットの入り口の裏側がシングルステッチ。




【ウエスト裏】


平行チェーンステッチ




【アウトシーム裏】

シングル×シングル
赤タブが欠損している場合、ここで判別することもできます。
シングル×チェーンになるとsmall e になります。




【コインポケット裏】


チェーンステッチ。
旧い時代のものだとセルビッチについたりシングルステッチになります。




今回は以上となります。
この年代のDEADSTOCKはもうお目にかかれないかも!

このブログを書くために、他のコレクションの66前期モデルを見たりもしたんですが、
66前期モデル同士でも細かなディティールに違いがあって、やっぱりヴィンテージ って楽しい!
って思いました。

また良い出会いがありますように。