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2020/07/19 07:50
補強を目的とした金属製の鋲のこと。
リベットはジーンズの主役と言っても過言ではありません。
リベットをパンツに付け、破れ防止をするという発想が、150年にも及ぶジーンズの歴史を作りました。
1872年にヤコブ・デイビスがリーバイス社から仕入れた10オンスのズック生地を使用し、縫製したズボンにリベットを打ち込んだ事が始まり。
リベット自体は馬の鞍や帆馬車、テントなどを補強するために存在していました。
このリベットによる補強は1873年にデイビスとリーバイス社により特許が取得されましたが、1890年には特許権の期限が切れています。
1937年から1967年までは「隠しリベット」として、2つのバックポケットにそれぞれ2つずつ計10か所。さらに1873年から1942年までは股の縫い合わせ部分に「股リベット」として1つ。つまり1937年から42年の間は、計11か所に付けられていました。
このように、ポケットや股部分など負荷のかかる箇所に施されるが、1940年代以降はミシンの発達もあってカンヌキ留めが多用されるようになり、リベットは使われなくなっていきました。
リベットの材質も時代によって銅製、鉄製と変化するため、ほかのディテール同様ヴィンテージ ジーンズの年代判定を検証する大きな目安となります。
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