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2020/08/09 08:36


1968年、リーバイスから女性部門【Levi's For Gals】が独立します。背景には、女性解放運動、全米婦人組織の結成など、時代に対する女性の不満が大きなムーブメントとしてありました。


Levi's For Galsの独立は小売業者から圧倒的な支持で受け入れられました。メンズ売場で女性客が買い物をする事を小売業者は好まなかったようです。女性客が売場に増えれば男性客の足が遠のくというのが理由だったそう。市場は一刻も早い女性専用のジーンズ売場を確立を欲していました。


しかし、部門独立後も生産は思うように進みませんでした。工場は501やコーデュロイジーンズなどの生産に追われ、ファブリックメーカーの生産量もそれら定番アイテムの需要を満たす供給量さえ達していない状態だったのです。


この状況下でもLevi's For Galsは婦人服ビジネスに果敢に挑戦しました。何より重要だったのはGalsの製品はそれまでの501のようにトレンドやシーズンに関係のない製品と違い、タイトストレート、フレアーシルエットといった流行に合わせたプロダクトを必要とした事です。


リーバイスが流行を意識し始めた、大きな流れを象徴する製品といえます。



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